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聖徳TAISHI

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聖徳TAISHIです。ニコニコ動画で実況をしています。
エレ片とエレキコミックとラーメンズとサニーデイ・サービスとKANA-BOONとクリープハイプが好きな人。
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サニーデイ・サービス『Popcorn Ballads』フィジカルVer.感想

昨日はクリスマスでしたね。

彼女の名前は、クリスマス。

そんな昨日12月25日は、サニーデイ・サービス『Popcorn Ballads』が正式にフィジカルとして発売された記念日でもありました。
ローズレコーズで頼んだので、数日前に届いたんですけどね。

半年前、まさかのストリーミング配信限定という異常なスタイルで産み落とされたこの作品。
内容はといえば、最大限の濾過で9曲に絞られた大傑作『DANCE TO YOU』とは全く反対に位置する、22曲の混沌極める大怪作。

そんな『Popcorn Ballads』が、ついにフィジカルとしてリリース。

大怪作は再び進化を遂げ、25曲100分超えの2枚組という更なる混沌。
新たな楽曲が追加され、それに伴い曲順も大変更。さらに既存曲もリミックスが施され、さらなる変容を見せています。

もうめちゃくちゃです。
ただでさえ異常な楽曲群がしっちゃかめっちゃかにされて、とんでもないことになっています。


disc 1。

M1は配信版とは異なる『Tシャツ』。
配信版でのM1であった『青い戦車』は3曲目になり、リミックスによりより一層重厚な景色が広がります。

ノイズギターが鳴り止むと、知らない顔。
追加曲『きみの部屋』。ピアノとシタールの音色が絡み、そこに乗る曽我部氏のファルセットが心地良い作用を生み出します。
<血と肉と骨はなにから なにからできているの?>のリフレインはこのアルバムの混沌を象徴する部分では。

その後も『泡アワー』からの『炭酸xyz』、ファンキーナンバー『街角のファンク』、ジャジーポップ『クリスマス』と目まぐるしいラインナップ。
最後は、配信版制作当時に22曲の一区切りという位置付けで用意されていた『金星』で締め括られます。


disc 2。

混沌っぷりはdisc 1からさらに強まり、M1の『抱きしめたり』は様々なワードが無造作に散りばめられた不穏で奇妙な一作。

『すべての若き動物たち』は切なさと若々しさに満ち溢れ、『summer baby』はチープだからこそ味のあるシンセとドラムマシンが郷愁を感じさせる。
MVも公開されているこの2作だけど、配信版同様の並び順でとても心地良い。

そして、ここで挟み込まれるのが『はつこい feat. 泉まくら』。ヒップホップMC泉まくらとのコラボ楽曲だが、この曲が凄い。

原曲は『初恋』。エレキコミック第25回発表会『東京』のED曲としても使用され、晴茂氏を含めた真のサニーデイ三人によって演奏された楽曲だ。
原曲もめちゃくちゃ良いのだが、このアルバムではその曲を摺り砕くように再構築。その結果、ヒップフォーク『はつこい』として生まれ変わった。

オールドスクールのフォークソングを「これじゃ出しても意味がない」と大解体してしまう曽我部氏の思い切りの良さ!
そして、その大解体が見事に成功している素晴らしさ。曽我部氏の貪欲さと天才性が伺える一曲となった。

淡い恋が溶け出して溢れるようなサビ。<この恋は風に乗り 無数の花びら纏って飛んでいく>という素晴らしき一節。そして曲の途中と最後に挟み込まれる波音の気持ちよさったらない。
間違いなく『Popcorn Ballads』を象徴する一曲。最高です。

この曲についてだけ熱が深くてやたら長くなっちゃいましたが、ここからも怒涛の展開。
『虹の外』は新たなリミックスが加わり、益々その夢想的なグルーヴ感を増したディスコチューンに。「I know…」のところの落ちサビ的要素が配信版とは違った良さ。

表題曲でもある『ポップコーン・バラッド』は相変わらずにノスタルジックなオルガンの音色が最高。
続く新曲『花狂い』は、ひらひらと舞うような清涼感溢れる耽美的ナンバー。

ここまでで90分超え…ぶっ通しで聴き続けてもあまりにも飽きの来ない目まぐるしい展開。
いつまででも続いていてほしいそんな時間も終わってしまう。『サマー・レイン』。

『青い戦車』のアウトロノイズギターを引き継ぐかのようにスタートすると、気持ちの良いロックンロールが降り注ぐ。
通り雨のような爽やかさと、どうしょうもない土砂降りのようなヒリヒリ感が入り混じって、感情をめちゃくちゃに掻き乱される。

雨が過ぎ去ると、アーケードゲームのようなピコピコ音と共にこちらに近付いてくるのが『popcorn run-out groove』。
頭からつま先までびしょ濡れになったような感覚。それを何事もなかったかのように洗い流してしまうラスト。


とにかくヤバいアルバムだった。
もう、どういう言葉で語っていいかわからないので、無理に難しい言葉を並べ立てたりして語るのはやめようと思う。

前述の通り、自分の中でのパンチラインは『はつこい』。
この曲がこのアルバムの象徴的存在であり、今のサニーデイの在り方も全てこの曲に詰まっている。

今、曽我部氏が次に見据えているのは何だろう?

そんなこと考えると楽しくなるんです。


同時リリースされた、超異常ライブDVD『夏のいけにえ』については、また今度。
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