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聖徳TAISHI

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聖徳TAISHIです。ニコニコ動画で実況をしています。
エレ片とエレキコミックとラーメンズとサニーデイ・サービスとKANA-BOONとクリープハイプが好きな人。
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クリープハイプ『世界観』感想

クリープハイプのニューアルバム、『世界観』。
小説家“尾崎祐介”が満を持して自分の本名をタイトルに持ってきた小説『祐介』と対をなす、アーティスト“尾崎世界観”にとってのセルフアルバム。

「祐介」の流れを汲んで「世界観」を出しただけ、と言えばそれまでだが…
このタイトルをつけるにあたって、流れとかでは語りきれない何かがあったと思う。
このタイトルを持ってきた事による確固たる自信が感じられる、というか、ね。


アルバム発売前、abema TVのクリープハイプ特番にてアルバム収録全曲が公開された。
といっても、勿論フルコーラスではなく1番ぐらいの片鱗だけだけど。
しかし、その片鱗だけでこのアルバムの異質さみたいなものが感じ取れたのです。

そんな感じで存分に期待させていただいた上で、アルバムを聴きました。
すると!期待を大幅に、大幅すぎるぐらいに上回る一時間弱がそこには待っていた!

まず、全曲の感想をだらだらと書き連ねる前に、今アルバムの構成について。
収録曲は14曲とやや多めの中、シングルは前半と後半に偏っている。

そのため、M-6からM-11にかけてアルバム曲が続く。
10曲のアルバム曲のうち、過半数の6曲が連続するという珍しい構成。
一見聴き馴染みのあるシングルが中々聴けずダレそうな構成、しかしこここそがアルバムの肝である!多分。


とりあえず、まずはその連続の6曲から外れる3曲から感想を。

まずはアルバム1曲目、アルバムの顔になり得る「手」。手なのに顔とはこれ如何に。
名曲「手と手」の続きを歌ったこの曲、「世界観」の顔として申し分ない名曲。
イントロから心を掴んでくる「僕は君の答えになりたいな」も凄く良い。
独特で抒情的なメロディと歌詞は、クリープハイプの専売特許かな。

そして「アイニー」。「境界のRINNE」OPテーマというタイアップ付き。
OPのワンコーラスを聴いたときから好きで、フルで聴いたときにもっと好きになった曲。
OPでは使われない2番で「読者」と「漫画の世界の人物」とのコネクションが歌われてて最高。

…とまぁ、この3曲は比較的クリープハイプにおける“常識の範囲内”と言える。
ここからですよ。さっき言ったM-6からM-11、とんでもないです。

まず「TRUE LOVE」から凄い。チプルソをゲストに迎えての、まさかのHIPHOP。
歌詞も強烈。あの事を話題に上げた上に歌詞も規制される始末(歌詞サイトだと見れる。笑)
さらに衝撃を与えるのは次の曲、「5%」。なんと打ち込み曲。
でも、それでいて尾崎世界観らしさは一切消えず、ぶっきらぼうで優しい曲。

「けだものだもの」が放つ気持ち悪さも、今までにはなかった一面だと思う。
「なんだこの曲は?」感が続くけど、気付いたら中毒性を感じる独特の曲だった。

そして、いつもの“9曲目”、カオナシ作詞作曲の「キャンバスライフ」。
前作での「のっぺらぼう」ではカオナシ特有のファンタジックさが感じられなかった。
しかしこの曲はファンタジー全開。「かえるの唄」後継曲として、最高の出来。

タイトルから異彩を放つ「テレビサイズ(TV Size 2’30)」もとにかくヤバい。
「身も蓋もない水槽」を感じされる、殴り書きならぬ殴り歌いが半端ない。

そして連続6曲のトリ「誰かが吐いた唾がキラキラ輝いてる」は、個人的ベスト。
インディーズ時代の名曲「お花茶屋」を弾き語りにしたような曲調が心地いい。
本当に、「インディーズ時代からあったのでは?」と錯覚させるような弾き語りだった。

―――そして。10曲のアルバム曲のうち、前半を固める3曲にも連続する6曲にも属さない、最後の曲。
それが、このアルバム最大の核心部分、「バンド」である。

尾崎世界観が、初めて明確に「クリープハイプ」そのものを歌った曲。
とにかくこの1曲だけで、このアルバムが各所で“最高傑作”と評されている所以を全てを物語っている。

そこにあるのは、メンバーに対する感謝以上の、自己中心的な感情。
「だけど愛してたのは自分自身だけで馬鹿だな」と、高らかに歌う。
しかし、この曲が“尾崎世界観”と“クリープハイプ”の関係性をあまりにも明瞭に表していて、なんだか物凄く感傷的な気持ちになる。

「消せるということはあるということ そしてまた鳴るということ いつでもすぐにバンドになる」
ぶっきらぼうな言葉の後に、「こんな事を言える幸せ」、と歌ったこの一節。
この一節には本当に込み上げるものがあった。

様々なメンバー変更を経て、“2009年11月16日”に現メンバーになったクリープハイプ。
それから約7年、クリープハイプという存在がこうして“一曲”という形でまとめられた。
無関係の自分すら感傷的になるのだから、そりゃメンバーも泣くわけだ。

そして、強いが脆い、そんなアルバム曲10曲を支えるのがシングル4曲。
恋愛における焦燥感を歌った「愛の点滅」、天邪鬼で爽やかな夏ソング「リバーシブルー」。
生々しすぎる尾崎流応援歌「破花」、そして、かき混ぜられた感情が突き刺さる「鬼」。
この柱群が支える事で音楽群は強度を増し、アルバムは出来上がるのだと感じた。


『世界観』。とにかくバラエティに富んだアルバムだった。
そして、ただバラエティに富んでいるだけではない。
これはもはや、最後の「バンド」に繋がる一時間弱のドラマとも言える。

オリコン週間ランキング4位と、自己最高位を獲得したこのアルバム。
オリコン初登場4位。その瞬間にあのバンドは、また始まった。
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