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聖徳TAISHIです。ニコニコ動画で実況をしています。
エレ片とエレキコミックとラーメンズとサニーデイ・サービスとKANA-BOONとクリープハイプが好きな人。
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「KANA-BOONが人間をつくります。」感想

最近KANA-BOONが好きすぎる。

中でも「KANA-BOONが人間をつくります。」企画が好きすぎる。

「KANA-BOONが人間をつくります。」とは、2012年11月を皮切りに、「人間」というコンセプトのもと五か月連続で二曲入りシングルを出すという企画だ。

残念ながら、KANA-BOONを「盛者必衰の理、お断り」で知った自分にとっては時すでに遅しであった。
その頃、KANA-BOONなんてバンドがいる事を全く知らなかった自分。
なので、当然この五枚のシングルのうち持っているシングルなど一つもない。

しかし、今年2月に出たKANA-BOONのアルバム「Origin」。
その初回限定盤Aに、「KANA-BOONが人間をつくります。」を完全再現したディスクが収録される事となったのだ。

これを聴いた時、とんでもない衝撃を覚えた。
バンド自体を知った際の衝撃以降、KANA-BOONに対してここまでの衝撃はなかった。

あまりに衝撃を受けて、未だに引っ張っている。
なので、この前「Origin」の感想で触れたばっかりだけど、もう一度掘り下げる。
「KANA-BOONが人間をつくります。」の凄さについて書きたいのです。


まず、最初に出たシングルは「目をとじて」
「目」に関する曲が二曲収録されている。

この企画の最初に位置する曲が、「見たくないもの」
歌詞の一部がその当時の自主制作CD-Rのアーティスト紹介の欄に記されていた事から、この曲がどれだけ重要な曲なのかもわかる。

この曲は恐らくオーディエンスに対する想いを込めた曲。
オーディエンスとの目によるコミュニケーションを示唆している。

そして「目と目と目と目」では、その気持ちが更に直接的に示唆されているような気がする。
軽快なリズムに、鮪の言葉遊びやテンポの良い歌詞が踊る。

重要なのは、“いつでも誰かが僕を見てる いつでも僕は君を見ている”という歌詞。
ややホラーチックな意味にも取れるけど、自分はポジティブな意味に捉えた。
この曲もオーディエンスに向けた曲だと思ってて、“君”はオーディエンスなのでは?と。

先程も言ったように自主制作盤を持っていないので当時のアレンジは知らないけど…
「DOPPEL」でのこの曲は、打ち込みの四つ打ちビートにエフェクトのかかったボーカルなど、遊び心満載の曲となっている。
個人的にはこの曲がKANA-BOONで一番好きだ。天才的だと思う。


続いてリリースされたのは「耳をふさいで」
「耳」に関する曲が二曲収録されている。

「MUSiC」は、「見たくないもの」に通ずるものがある。
“本当に僕が見たくないものは君が耳をふさいでうつむいてる姿”と、ちゃっかり“見たくないもの”という言葉を使った上で重要なメッセージが伝えられている。

この曲からは「音楽でリスナーを勇気づけたい」、そんなメッセージ性を感じる。
「見たくないもの」がオーディエンスへの曲、「MUSiC」がリスナーへの曲、って感じ。

そして「ピアスを開けた」は、かなり特殊な曲だ。
KANA-BOON唯一の鮪の弾き語り曲であり、パーソナル部分が流出している。

ここまで「音楽」を歌った曲が続いたが(あくまで自分の見解)、ここで初めて恋愛を歌った曲が収録される。
どこまでも、どこまでも叙情的でエモーショナルな曲。
ライブでは歌われていないようで、インタビュー記事を見ると歌う気もないみたい。
確かに気恥ずかしい部分はあるのだろうけど、何処かでお披露目してほしいね。


その次に出たのは、「口をとざして」
「口」に関する曲が二曲収録されている。

「talking」は、唯一シングルカットされた特別な曲。
指弾きのベース、ワウのかかったギターが織り成す妖しげでカッコイイ曲だ。

メジャーのバージョンは、自主制作盤とは歌詞がだいぶ異なるようで。
固有名詞が多く使われている曲だったのですが、色々と差し替えられてますね。
何にせよカッコイイ。この企画で一番シンプルに「対人」を表している。

「うそばっかり」は、鮪の感情に満ち溢れたている。
特にラスサビでの怒号が混じったような歌い方は、かなりグッと来た。

また、歌詞の中に登場する“わかってないのは僕だった”という一節。
「ワカラズヤ」という曲にも使用されている一節であり、転じて「ワカラズヤ」が収録された自主制作盤のタイトルにも使用された。
“わかってないのは僕だった”は、KANA-BOONの代名詞の一つなんだろう。


次に、やや特殊な立場である「手も足も出ない」
このシングルのみ二つのパーツ、「手足」に関する曲が二曲収録されている。

“手”拍子から始まる「クローン」、かなりユニークに仕上がっている。
サビの独特なメロディラインは凄いし、ライブ・再録版はややメロディが変わり更に磨きがかかった。

「第二者」に向けた曲ではなく、「自分」に対する曲という珍しい視点を描いてる。
あと、再録版の最後が中々にユーモラスになってて笑ってしまった。

「かけぬけて」は、バンドマンの後輩達に向けて書いた応援歌らしい。
「後輩達の背中は押せたかどうか」と語ってたけど、この曲に背中を押された人は多いと思う。

そして、この曲の疾走感はKANA-BOONナンバー1と断言したい。
イントロ、サビの後ろで鳴るイントロ同様のギター、落ちサビの歌い方、最高。
「1.2.step to you」しかり、「フルドライブ」しかり、KANA-BOONの疾走感は凄いなぁ。


最後に、この企画を締め括る「僕らはいつまで経ってもさ」
形ないもの、「心」に関する曲が二曲収録されている。
…というよりは、「心」に関する曲と、全てを締め括る曲といったところか。

表題曲の「僕らはいつまで経ってもさ」は、コミュニケーションの齟齬を元に“心”を歌っていて素敵だ。
個人的に、内容からは代表曲「ないものねだり」と近いものを感じる。

特に、2サビ後の新規メロでの鮪の感情のこもった歌詞が印象的。
“信じることは図々しいかな”、短いが全てが込められた一節だ。

そして、企画を締め括る最も重要な曲が、「Construct Connect」
「目」、「耳」、「口」、「手足」、そして「心」…全てが集結し、そして構築された繋がり。
「人間」をつくり、「音楽」をつくる。今まで封印されていたのが不思議なくらい壮大な曲だ。
だけどもそれも当然だ。この曲は、過去の9曲あっての1曲だから。

曲構成もかなり凝っているし、裏声パートも映えていると思う。
サビのどこまでも突き抜けるようなメロディラインは圧巻。
「全てがうまくいった曲」、本人インタビューでそう語られていたが、同意しかない。


全てを通して、谷口鮪は「人との繋がり」を重要視していた。
10曲のうち、歌詞の中に「繋がる」という言葉が出てくるのは

「見たくないもの」より“目と目が合ってこの感情君と繋いで”。
「目と目と目と目」より“目と目と目と目で君と繋ぎたい”。
「ピアスを開けた」より“犬に首輪をするみたいに僕を繋いでと”。
「Construct Connect」より“君を繋ぐよ 離しはしない”。

「ピアスを開けた」は少し例外的だけど、人間との繋がりを多く歌っている。
対人を意識していたというその頃だからこそ書けた歌詞だろう。

特に、「Construct Connect」の“繋がって出来上がるもの そんなものを信じていたいのです”という歌詞には心を打たれた。
前曲で“信じることは図々しいかな”と歌った後に、この歌詞は凄い。


鮪は幼少期に両親の離婚を体験している。
父親と一緒に暮らしたり、母親と一緒に暮らしたりと、暮らしを転々としたそうだ。
しかし結局上手くいかず、ある時から勘当状態にあるという。

壮絶な過去を持っていながらも、その曲のほとんどは物凄くポジティブだ。
過去を引きずらずに、前を見て突き進む姿は素晴らしい。

それに、複雑な人間関係を抱えていたからこそ、対人関係を大事にしているのだと思う。
「高校時代、軽音楽部の顧問と出会い、初めてまともな大人に出会ったと感じた」…確か、そう鮪は語っていた。

初めて世界が開けて以来、鮪の中の何かが爆発したのではないだろうか。
暗い過去があったからこそ、明るい現実を前にしてソングライターとしての才能が爆発した、と。
そしてその才能は、コミュニケーションを重ねる事でどんどん育まれていったのだろう。



「KANA-BOONが人間をつくります。」企画は、この世の一つの奇跡だ。
ここまでの良曲が10曲も勢揃いするなんて、常識で考えられる事ではない。

「KANA-BOONが人間をつくります。」企画は、KANA-BOONとしての一つのピークだ。
でもそれは、「昔の方が良かった」なんて意味ではない。
このピークがあるからこそ、それ以上のピークを生み続けているのだ。

KANA-BOONは、これからもますます成長していく筈だ。
今後、彼らがどのような素晴らしい音楽を提供してくれるのか?期待しかない。
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