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聖徳TAISHI

Author:聖徳TAISHI
聖徳TAISHIです。ニコニコ動画で実況をしています。
エレ片とエレキコミックとラーメンズとサニーデイ・サービスとKANA-BOONとクリープハイプが好きな人。
気まぐれにブログ更新してます。

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尾崎世界観『祐介』感想

昨日買った『祐介』、読み終えた。

久しぶりに小説を買ったけど、もっといろんな本を読みたい衝動に駆られた。でも滅多に買わないなー。
まぁそれは置いておいて、『祐介』の感想を自分なりに書きます。


まず、著者の尾崎世界観はバンド・クリープハイプのフロントマン。
タイトルの「祐介」というのは、尾崎世界観の本名。そしてこの小説は、尾崎氏の半自伝的小説になっている。

“バンドで売れる”という夢を追いかけて日々バイトに明け暮れるバンドマン。
しかし、ライブハウスでライブをしても客はほとんどおらず、バイト代のほとんどはチケットノルマになっていく…
そんなどうしようもないバンドマンの、どうしようもない生活が主に描かれている。

この小説の凄いところは何と言っても、そのどうしようもない生活の描写の生々しさ。
実話であったり、実話の誇張だったり、はたまた、全くのフィクションだったり。
どうであれ、主人公の視界に映るものや鼻腔を刺す臭いがとてつもなく鮮明に明らかにされた情景描写は流石尾崎世界観といった感じだ。

バイト先では、鬱陶しいオッサンに意味の分からないあだ名で呼ばれたり。
鬱陶しい客の商品に爪を立てていたらある日それがバレたり。

ギターの弦を一本分の金額で二本欲しいがために、シールを剥がしてアタリを確認したり。
「切符を失くした」と嘘をついて電車代を誤魔化そうとしたり。
AVを借りる金すらケチって、ジャケットを抜き取って持って帰ったり。

ライブハウスのブッキングマネージャーが嫌な事を言って来たり。
バンドメンバーの士気も最悪で、とうとうライブハウスに来なくなって解散したり。

とにかく主人公の行動もどうしようもない上に、周りを取り巻く環境もどうしようもない。何もかもが上手くいかない。
現状に対する苦悩や焦り、そしてどこにもぶつけようのない苛立ち。
そんなマイナス感情の中で、何故か急に笑ってしまったりする。嗚呼、生々しい。

性生活の描写もあまりに生々しいものだった。
ピンサロ嬢との一幕は、『ゆーことぴあ』で映像化されるが、映像がなくてもまるで映像のようにすんなりと頭の中に入ってきた。


そして、バンドを解散し一人になった主人公が、京都のライブに出演することになる。
尾崎氏は、ここからがこの小説の第二部であるという風に語っている。
確かに、ここらへんからただの上手くいかない毎日の描写とは、ちょっと毛色が変わってくるように感じる。

主人公は、“もしかしたらこれがターニングポイントになるかもしれない”というような、そんな淡い期待感を常に持っている。
そんな簡単に話が進むわけもないのに、人間ってのは勘違いをするもんだ。
そして勘違いは続き、勘違いをしてることに気付きながらも、夢を追い続けてしまう…。

京都でのライブも、結局は何も得られずに終わる。
終始居心地の悪い、所在の無い空気に包まれたまま、終わる。

そんな中で出会った一人の女性の家に泊まるけど、その女性の彼氏と思しき男に暴力を振るわれ、全裸のまま追い出される。
そして、なんとか女子小学生の体操着を奪い取るが、その後男子小学生にその体操着を売ってくれと懇願される。

この一連のシーンは、今までとはちょっと違う何かを感じた。
特に男子小学生との出会いは少し現実離れしている。このあたりから、この小説が自伝ではなく半自伝的小説であることが色濃く表れてくる。


そしてラストシーンは、現実と空想の狭間にある不思議な物語と化す。
中盤で主人公が恐い夢を見るシーンがあるが、それと違って話は地続きになっているのに明らかに現実ではない、という不思議な描写。

このシーンを読んで物凄く戸惑ったけど、それと同時に物凄く物語に吸い込まれた。
最後のページでは“俺”と“俺”が入り混じる。もはや何が何だか分からない。

尾崎氏が何を言いたかったのか、その真相は分からないが、このシーンからは個人的には希望を感じ取った。
「もうちょっとだけ頑張ってみよう」という前向きなメッセージを感じ取った。
もしかしたら、この小説で唯一の希望に満ち溢れたシーンなのかもしれない。

このシーンは、この時の主人公の脳内で行われた葛藤みたいなものだと思う。
自分を改めて見つめ直し、その結果もうちょっとだけ頑張ることに決めたのだ、と。

もしこの主人公が、尾崎祐介から尾崎世界観になるのであれば、本当に尾崎世界観の人生を辿るなら…きっとこの後報われるんだろう。
だとすれば、仮にラストシーンに希望がないのだとしたとしても、その先に希望がある。
その希望は、読者が脳内で紡ぐしかない。続編が上梓されない限りはね。


全部で140ページ、二日で読み終えたが、ぶっ続けで読もうと思えば数時間ぐらいで読み終えられるぐらいの程良いページ数。
集中力は保つと思うんだけど、目が疲れるし肩が痛くなるんだよね~。仕方ない。
でも、もっと読みたかった。これぐらいがちょうどいいんだろうけど、もっと読みたくなるぐらいに面白かったです。

目立つのは、やっぱり尾崎氏らしい比喩表現。
そして、今描かれていることが何なのか後から明かされることが多いのも特徴的。
「分かり辛い」と言ってしまうとそれまでだが、個人的には想像力を掻き立てられた。

尾崎氏なりの描写と表現で描かれているからこそ、どうしようもなさが引き立つ。
ドロドロしてるけど、ちょっとキラキラしてる。気持ち悪いけど、ちょっと気持ちいい。
クリープハイプが好きだから、というのを抜きにしても、とてつもなく良い小説だった。


で、『ゆーことぴあ』もやっと観た。ずーっと観てなかったんです。
小説で描かれていた読みたてほやほやのシーンが映像化されていて、物凄く入り込むことができた。
なるほど、それで『鬼』のMVに繋がるのかーと色々納得。

『祐介』、『ゆーことぴあ』。共に最高だった。

MC.K

川谷絵音が活動自粛を発表。

ゲスの極み乙女。、indigo la Endの両バンドが活動休止となる。


川谷絵音の作る音楽が好きだ。
最近は昔よりはだいぶ劣化したけれど、それでも良い音楽だと思う。

でも、常軌を逸した発言や行動が流石に目に余る。
音楽性がどれだけ好きでも、人間性を好きになれない。

というか、今回の全ての騒動ではっきりと分かったが、自分は“川谷絵音”という一個人ではなく“ゲスの極み乙女。”というバンド単位で好きなだけらしい。
自分がゲスだけ聴いててインディゴをあまり聴かないのもそういう理由だと思う。
万が一彼がバンドを解散して、ソロで活動し始めたらもう追わないだろうなあ、と。


活動自粛に伴い、今年出る予定だった3rdアルバム『達磨林檎』も発売いったん中止という事だそうです。
一応買う予定だったよ、一応。メンバーが可哀想で仕方ない。

少なくとも、「シアワセ林檎」と「勝手な青春劇」を聴いた感じでは。
前作の『両成敗』よりは遥かマシな感じなアルバムになりそうだった、というか。
割と昔の感を取り戻してたような気がするんですがね、うーん。

前作の『両成敗』がオリコン1位を取った事が本当に悲しい。
騒動の話題性のおかげもあっただろうし、普通でも1位取れてたのかもしれないけど。

『両成敗』は川谷絵音が本来持っている音楽性の100分の1も引き出せていなくて、こんなアルバムが川谷絵音の本気だとはとても思われたくなかった。
勿論アレが好きだって人も居るだろうけど、いやいやいや、と。

曲数が3分の1の『ドレスの脱ぎ方』のほうが100倍、いや1000倍、いや10000倍良いアルバムだったと思いますよ。
「モニエは悲しむ」みたいな衝撃的な楽曲もなかったし、「momoe」みたいに心に来る楽曲もなかったし。

そんな中で『達磨林檎』は、シングルを1枚も出さずアルバムリリースという突飛な発表で、ちょっとだけ心を奪われたっちゃ奪われたんですよ。
タイアップも一切ない。全曲新曲って。1年に2枚アルバムって。
正直凄いと思ったし、これが良いアルバムなら純粋に褒めようとも思った。

でもそんな淡い期待すら裏切られたので、もはや何を信じればいいやら。


ほんっとに才能あったのに、ほんっとに残念だよ。

今回、初めて川谷絵音にダメージが降りかかって、正直「ざまあみろ」と思ってしまう自分がいた。
これは、信者みたいな人じゃない限り、ファンも皆そうだったと思う。
「ざまあみろ」まではいかずとも、「何やってんだよ!」「バカじゃねーの!」と。

正直、何年経とうが何十年経とうが笑い話にはならないな。
たとえ彼が真人間になろうが、もう信じられないし。
どうせ真人間にもならないだろうから、余計信じれないよ!


でも、川谷絵音が作ってきた音楽の輝きだけは消えないと思う。
こんなに嫌悪感抱きつつも、「キラーボール」は良い曲だし。
「jajaumasan」からの「ハツミ」だって、「song3」からの「ユレルカレル」だって最高だ。

人間性は本当に好きになれないけど、音楽性は本当に好きだ。

正直もう心から応援はできないけど、良い曲作ってほしい。

クリープハイプ『世界観』感想

クリープハイプのニューアルバム、『世界観』。
小説家“尾崎祐介”が満を持して自分の本名をタイトルに持ってきた小説『祐介』と対をなす、アーティスト“尾崎世界観”にとってのセルフアルバム。

「祐介」の流れを汲んで「世界観」を出しただけ、と言えばそれまでだが…
このタイトルをつけるにあたって、流れとかでは語りきれない何かがあったと思う。
このタイトルを持ってきた事による確固たる自信が感じられる、というか、ね。


アルバム発売前、abema TVのクリープハイプ特番にてアルバム収録全曲が公開された。
といっても、勿論フルコーラスではなく1番ぐらいの片鱗だけだけど。
しかし、その片鱗だけでこのアルバムの異質さみたいなものが感じ取れたのです。

そんな感じで存分に期待させていただいた上で、アルバムを聴きました。
すると!期待を大幅に、大幅すぎるぐらいに上回る一時間弱がそこには待っていた!

まず、全曲の感想をだらだらと書き連ねる前に、今アルバムの構成について。
収録曲は14曲とやや多めの中、シングルは前半と後半に偏っている。

そのため、M-6からM-11にかけてアルバム曲が続く。
10曲のアルバム曲のうち、過半数の6曲が連続するという珍しい構成。
一見聴き馴染みのあるシングルが中々聴けずダレそうな構成、しかしこここそがアルバムの肝である!多分。


とりあえず、まずはその連続の6曲から外れる3曲から感想を。

まずはアルバム1曲目、アルバムの顔になり得る「手」。手なのに顔とはこれ如何に。
名曲「手と手」の続きを歌ったこの曲、「世界観」の顔として申し分ない名曲。
イントロから心を掴んでくる「僕は君の答えになりたいな」も凄く良い。
独特で抒情的なメロディと歌詞は、クリープハイプの専売特許かな。

そして「アイニー」。「境界のRINNE」OPテーマというタイアップ付き。
OPのワンコーラスを聴いたときから好きで、フルで聴いたときにもっと好きになった曲。
OPでは使われない2番で「読者」と「漫画の世界の人物」とのコネクションが歌われてて最高。

…とまぁ、この3曲は比較的クリープハイプにおける“常識の範囲内”と言える。
ここからですよ。さっき言ったM-6からM-11、とんでもないです。

まず「TRUE LOVE」から凄い。チプルソをゲストに迎えての、まさかのHIPHOP。
歌詞も強烈。あの事を話題に上げた上に歌詞も規制される始末(歌詞サイトだと見れる。笑)
さらに衝撃を与えるのは次の曲、「5%」。なんと打ち込み曲。
でも、それでいて尾崎世界観らしさは一切消えず、ぶっきらぼうで優しい曲。

「けだものだもの」が放つ気持ち悪さも、今までにはなかった一面だと思う。
「なんだこの曲は?」感が続くけど、気付いたら中毒性を感じる独特の曲だった。

そして、いつもの“9曲目”、カオナシ作詞作曲の「キャンバスライフ」。
前作での「のっぺらぼう」ではカオナシ特有のファンタジックさが感じられなかった。
しかしこの曲はファンタジー全開。「かえるの唄」後継曲として、最高の出来。

タイトルから異彩を放つ「テレビサイズ(TV Size 2’30)」もとにかくヤバい。
「身も蓋もない水槽」を感じされる、殴り書きならぬ殴り歌いが半端ない。

そして連続6曲のトリ「誰かが吐いた唾がキラキラ輝いてる」は、個人的ベスト。
インディーズ時代の名曲「お花茶屋」を弾き語りにしたような曲調が心地いい。
本当に、「インディーズ時代からあったのでは?」と錯覚させるような弾き語りだった。

―――そして。10曲のアルバム曲のうち、前半を固める3曲にも連続する6曲にも属さない、最後の曲。
それが、このアルバム最大の核心部分、「バンド」である。

尾崎世界観が、初めて明確に「クリープハイプ」そのものを歌った曲。
とにかくこの1曲だけで、このアルバムが各所で“最高傑作”と評されている所以を全てを物語っている。

そこにあるのは、メンバーに対する感謝以上の、自己中心的な感情。
「だけど愛してたのは自分自身だけで馬鹿だな」と、高らかに歌う。
しかし、この曲が“尾崎世界観”と“クリープハイプ”の関係性をあまりにも明瞭に表していて、なんだか物凄く感傷的な気持ちになる。

「消せるということはあるということ そしてまた鳴るということ いつでもすぐにバンドになる」
ぶっきらぼうな言葉の後に、「こんな事を言える幸せ」、と歌ったこの一節。
この一節には本当に込み上げるものがあった。

様々なメンバー変更を経て、“2009年11月16日”に現メンバーになったクリープハイプ。
それから約7年、クリープハイプという存在がこうして“一曲”という形でまとめられた。
無関係の自分すら感傷的になるのだから、そりゃメンバーも泣くわけだ。

そして、強いが脆い、そんなアルバム曲10曲を支えるのがシングル4曲。
恋愛における焦燥感を歌った「愛の点滅」、天邪鬼で爽やかな夏ソング「リバーシブルー」。
生々しすぎる尾崎流応援歌「破花」、そして、かき混ぜられた感情が突き刺さる「鬼」。
この柱群が支える事で音楽群は強度を増し、アルバムは出来上がるのだと感じた。


『世界観』。とにかくバラエティに富んだアルバムだった。
そして、ただバラエティに富んでいるだけではない。
これはもはや、最後の「バンド」に繋がる一時間弱のドラマとも言える。

オリコン週間ランキング4位と、自己最高位を獲得したこのアルバム。
オリコン初登場4位。その瞬間にあのバンドは、また始まった。

KANA-BOONめざましライブ感想

ついに。
KANA-BOONめざましライブ行ってまいりました。

エレ片等で、劇場へ足を運ぶ事は多かったのですが…
アーティストのライブを観に行くのは初。
色々とドキドキしつつ、久しぶりにお台場へ向かいました。

舞台とかとは違って既に終わったものですんで、バンバンネタバレしていこうと思います。

まずはドン。今回のセットリスト。

1.なんでもねだり
2.机上、綴る、思想
3.ウォーリーヒーロー
4.Wake up
5.1.2.step to you
6.シルエット
en.
1.ないものねだり
2.フルドライブ


めっちゃ良くないですか、このセトリ!!

初ライブでこんなに良いセトリを提供してくれるKANA-BOONに脱帽。
昔の曲もこんだけやってくれて、いやはや有難い。
特にウォーリーヒーローは聴けると思ってなかったです。やった!


それでは今日一日を振り返ってみましょうか。

12時に家を出て、いつもの如く池袋で昼食マック。
そしてポケモンGO。後でまた言うと思いますが、ズバットを初捕獲。

その後、なんやかんやでお台場へ。
ゆりかもめ久々に乗ったけど、立ってるとちょっと怖えー!
止まってる分にはいいんだけど、揺れるのが怖い!

そんな事はどうでもいいとして、着いてからもポケモンGO。
あんまり近くにポケモンいないかなー?と思いきや、ルアーモジュール使ってあるポケストップの近くでペルシアンをゲット
いやぁ、東京すげぇなぁ…こりゃ社会現象にもなるわ!

そんな事もどうでもいいとして、さっそく会場へ。
記念品としてラババンとタオルを購入し、時を待つ。

「○○番台はここで一括りで待ってて」的な事言われたので、待つ。
若干早めに入っちゃって、結構待たされる。
この時点で足が棒になりつつある自分。立ってるの嫌い。歩いてるほうが楽なの。

でも、その一括りの中じゃ早めに並んだから、前で見られるのか?
と思いきや、時間になると結局番号通りに並ばせられる。
これだったらギリギリに入っても大丈夫だったんだなー。無駄なことした。


何にせよ立って待つこと20分、やっと開場。
大きい区画が決まってるだけで、特に位置は決まってません。
なので、見やすい位置を自分で確保。

こういう時に高身長が憎たらしいねー。
自分の前に高身長の男が居るとバカ嫌だね。低くあれ!
まぁ、見やすい位置を確保できるので良しとします。

そしてここで1時間近く待たされます。なげー!
モニターには、「ランアンドラン」「なんでもねだり」「シルエット」のMVがループして映し出されてました。
最初はそれを見て楽しんでましたが、ループが短いのですぐ飽きちゃう。

とにかく待つ。この時点で膝に来てます。
それでも、リハでスタッフが楽器を演奏するのとか見て気を紛らわします


そして!
約束の時間、16時半。紙兎ロペの映像を経てついにKANA-BOON登場!!

ワーーー!KANA-BOONって実在するんだ!!
コレ、いっつも思います。初めて見る人に対して。
自分の目で実物を見てない限り、その人物がCGじゃないとは限りませんからね!


そして、代表曲「なんでもねだり」スタート。
うわー、ライブで聴くと鮪の声って軽くヘリウムガス吸った声みたいだなーと思ったり。
やっぱり、ライブだとちょっと違く聴こえるよね。全部半音高く聴こえるイメージ。

テンションが鬼上がったところで、続いては「机上、綴る、思想」!
Originからしっかり1曲やっていただけるのは有難いね!

そして、続いては予想外の「ウォーリーヒーロー」
出だしから「絡まって動けなくなって」以降の歌詞が全て飛ぶというハプニング。
鮪の歌詞飛びが生で見れるとはね。人ってあんな感じで歌詞飛ぶのね。
でも生感を感じられるので良し!その後はきっちりとかっこいいし!


で、ここでMC。「いやぁ、びっくりするぐらい歌詞飛んだね!」と、鮪。
「宿題やった?」と聞くと、「やってない」と高らかに叫ぶオーディエンス。
「やってない事を偉そうに言うな!笑」と笑顔でたしなめる鮪

そして話題は新曲へ。まさに「めざまし」繋がりの「Wake up」。
その後、話は「長澤まさみさんが歌手デビューしたら歌を提供したい」から「長澤まさみさんとなんかあったらいいのに」という謎の方向性へ。

「80歳まで働くから!」や「長澤まさみさんが80歳で歌手デビューしたら新しい!」と。
相変わらずくだらない駄弁りで、オーディエンスを和ませる鮪とめしだ。
でも、曲に入ればかっこいいバンドKANA-BOONのお出ましです。


新曲「Wake up」。爽やかな良い曲。ここで初めてフルで聴きました。
絶対やるだろうなーと思ってたので、あえて今まで一回も聴かないようにしてたのです。

そして続いての「1.2.step to you」はマジでテンション上がりました。
僕がKANA-BOONを好きになった原点の曲、まさか聴けるとは!
やっぱり最高です、この曲。ほんとに聴けてよかったー!

そして「最後の曲です」との悲しいお知らせ。最後の曲は「シルエット」。
この時点で、「アンコールあるだろうし、そこでチャーハンかフルドラかな」と思っちゃう自分。


そして、当然アンコールありますよ。良かったー!当然なんだけど、やっぱ嬉しいね。

モニターにこいちゃんが映ってる時に後ろ向くと、どっちに目を合わせたらいいか分からない、とめしだ。
モニターに映ったこいちゃんを見て、鮪「背中の肉すごいな!」
前から映ると「前の肉もすごい!」「両面脂肪やな」とこいちゃんイジリ。

そしてその後に鮪から発せられた言葉は、「皆さん、お腹空いてませんか?」
「空いてます、空いてます!」と2回言いたくなるぐらいに空いてましたよ。
「やったー!チャーハン食べられる!」と本気で嬉しくなる自分。

「何食べたいですか?」「チャーハン!」×2を経て、「…なんて?笑」
その後、「…よし!チャーハン!」の掛け声と共に「チャーハン」こと「ないものねだり」
いやー、これ聴けてよかったー。ないものねだり、改めて本当に良い曲ですよね。

二番の「あーあ」はオーディエンスに振る鮪。
その際に、めしだと古賀がジャンプ対決をしていたのが印象的。
さらに二番サビ前では鮪と古賀のギター対決。鮪が圧倒しちゃう。
ライブでのこの感じが良いよね、KANA-BOONは。生で見れて嬉しい。

演奏が終わり、「あーあ、終わっちゃったー…」と思いきや、まさかの「フルドライブ」。
30分という尺から、最悪5曲、最高で7曲と予想してたのですが…
掟破りの8曲目!!マジかー、見せてくれるなー!魅せてくれるなー!

ここでも鮪と古賀のギター対決。古賀に引いちゃって、めしだ側に後ずさる鮪。
「チャーハンかフルドラかな」と思ってたら、まさかのどっちも、とは。流石。


そんなこんなで、30分と言いつつ最終的に45分で終了。
最終日という事もあってかな。いやぁ、素晴らしかった。

最後、ずっとバスドラのとこに置いてあっためざましくん投げてました。
最初は投げる素振りで投げないというボケでしたが、2回目はマジで投げました。

とにかく、聴きたいと思ってた曲は全て聴けました。
勿論、「目と目と目と目」や「グッドバイ」とかのマイナーなのは聴けませんでしたよ?
でも、聴きたかったのがこれだけ聴けるとは。大満足です。

「DOPPEL」から2曲やってくれたの嬉しかったなー。
しっかり新旧の曲織り交ぜてやってくれて本当に有難いですね。
これは足を棒にした甲斐がありました。ありすぎたぐらいです。


またいつか、機会があればKANA-BOONのライブ見たいです。
クリープのめざましライブも本当は行きたかったんですよねー。
クリープも何処かで見れればいいなー。色々出向いてみたいです。

サニーデイ・サービス『DANCE TO YOU』感想

ずーっとポケモンGOの事ばかり書いてきたこのブログ。
久しぶりにそれ以外の話題について。

ポケモン日記は明日にでも書くでしょう。

今日はサニーデイ・サイービス『DANCE TO YOU』の感想を。


今アルバムは、先行シングルという位置づけで出されたであろうシングル「苺畑でつかまえて」を中心に、踊れるポップアルバム。

ダンスミュージックだけど、BPMは決して早くない。
「パンチドランク・ラブソング」が比較的早いぐらいで、基本的にはゆったりしたBPM。
それでもダンスミュージックとして確立する、不思議なモノです。


「I’m boy」から、いきなりヤバい。
「苺畑でつかまえて」の延長線上にあるような超絶ポップメロディ。

そして、「冒険」や「血を流そう」のようなアクセントの効いた曲も。
個人的には、曽我部恵一BANDのアルバム「トーキョー・コーリング」のような雰囲気を感じました。

「冒険」なんて、始めはよく分からなかったけど気付いたらノッていた。不思議だ。
「血を流そう」の独特の中毒性も凄い。サビで爆発しない感じというか…
それと、丸山氏がアルバム内の曲で唯一ドラムを叩いてる曲です(先行シングルの「苺畑でつかまえて」を除いて、ね)

唯一の純アコースティック曲?の「青空ロンリー」の雰囲気もいい。
曽我部さんのソロ曲でエレキ発表会のOP曲だった、「春風ロンリー」と対をなすのかな?

個人的に好きなのは「パンチドランク・ラブソング」と「桜 super love」。

前者の気怠さを纏った疾走感は、永井博氏のジャケットにマッチしてて夏っぽくて最高。
後者は、曽我部氏のインタビューでも取り上げられていて、丸山さんに対する想いが詰まっていると聞いて物凄くしっくりきた。
幻想的な世界観と、キラキラした少年性。

そして何と言っても、youtubeに投稿されてるMVも凄い「セツナ」だよね~。
このアルバムのリード曲として、申し分なさ過ぎて困るぐらい良い曲。
ギターソロがなんか凄く込み上げてくるものがあって素敵です。
まさに「メロウネス」と「メランコリー」が織り成す、最高のポップメロディです。

9曲の少数精鋭ポップアルバムを締め括る曲は「ベン・ワットを聴いてた」。
ポップシーンの金字塔とも言えるベン・ワットの名前を含んだタイトル。
最後にこんな曲持ってこられたら、すぐにアルバムをリピートしたくなる…そんな曲。


このアルバムには、ドラムの丸山氏が体調不良でほぼ参加してません。
そういう意味で、「これはサニーデイじゃない!」という意見もあると思う。
音楽性も今までのサニーデイとはちょっと違うし。

でも、僕はサニーデイの新たな方向性をひしひしと感じましたよ。
夏を感じさせる気怠さと、抒情的でメロディアスな音色。
今までのサニーデイらしさもあり、新たなサニーデイの一面も。いやーすごい!

「盛り上がるだけが音楽じゃない」と、改めて知らされるアルバムでした。
そういえば、それを僕が知ったのは、間違いなくサニーデイのおかげだなー。

ファッキューWOWOW

KANA-BOONの格付けツアーのライブ映像がWOWOWで放送されるというので、
WOWOWを見れる環境を作り、録画した。

それを昨日見たら、驚愕。

僕が一番見たかった、「KANA-BOONが人間をつくります。」の曲の演奏シーンがほぼカットされていた。

放送されていたのは「かけぬけて」と「talking」のみ。
「クローン」「目と目と目と目」「MUSiC」「僕らはいつまで経ってもさ」がカット。

「クローン」「MUSiC」は過去何回かライブが映像化されてるからまだしも、
「目と目と目と目」と「僕らはいつまで経ってもさ」は映像化されてないのに、カットって。。。

特に「目と目と目と目」のライブ映像は見たかった。
「目と目と目と目」のライブ映像にWOWOWの入会金のほとんどを払ったといっても過言ではないのに、それをカットって。
返金してほしいレベルに凹んでしまった。

せめて1番終わりぐらいでフェードアウト…みたいな感じにしてほしかった。
放送時間的に、全部は無理な事ぐらいわかっていたから。

あわよくば、セットリストを知らない人にはバレないからいいだろう、的な考えが腹立つ。
完全にWOWOWに騙されたといっても過言ではない。


頼むから、格付けツアーDVD化してほしい。
でも、WOWOWでやったって事はDVD化はないって事なのか…
とにかく、DVD化を切望する。

それか。それか、ですよ。
今回はセトリが二種類あるんですよ、その二つ目のセトリは5曲違うんです。
そこの違う5曲、合わせて10曲の部分をDVD化してほしい。

今の感じだと、2つ目のセトリのほうの映像化が絶望的なので。
その部分を初回盤かなんかのDVDにすればかなり平和的なのでは?
きっと自分以外にも「あれが見たい、これが見たい」となんでもねだりをしている人がいる筈なので、是非頼みます。

とりあえずWOWOWは呪っておきます。すぐ解約したらぁ

「KANA-BOONが人間をつくります。」感想

最近KANA-BOONが好きすぎる。

中でも「KANA-BOONが人間をつくります。」企画が好きすぎる。

「KANA-BOONが人間をつくります。」とは、2012年11月を皮切りに、「人間」というコンセプトのもと五か月連続で二曲入りシングルを出すという企画だ。

残念ながら、KANA-BOONを「盛者必衰の理、お断り」で知った自分にとっては時すでに遅しであった。
その頃、KANA-BOONなんてバンドがいる事を全く知らなかった自分。
なので、当然この五枚のシングルのうち持っているシングルなど一つもない。

しかし、今年2月に出たKANA-BOONのアルバム「Origin」。
その初回限定盤Aに、「KANA-BOONが人間をつくります。」を完全再現したディスクが収録される事となったのだ。

これを聴いた時、とんでもない衝撃を覚えた。
バンド自体を知った際の衝撃以降、KANA-BOONに対してここまでの衝撃はなかった。

あまりに衝撃を受けて、未だに引っ張っている。
なので、この前「Origin」の感想で触れたばっかりだけど、もう一度掘り下げる。
「KANA-BOONが人間をつくります。」の凄さについて書きたいのです。


まず、最初に出たシングルは「目をとじて」
「目」に関する曲が二曲収録されている。

この企画の最初に位置する曲が、「見たくないもの」
歌詞の一部がその当時の自主制作CD-Rのアーティスト紹介の欄に記されていた事から、この曲がどれだけ重要な曲なのかもわかる。

この曲は恐らくオーディエンスに対する想いを込めた曲。
オーディエンスとの目によるコミュニケーションを示唆している。

そして「目と目と目と目」では、その気持ちが更に直接的に示唆されているような気がする。
軽快なリズムに、鮪の言葉遊びやテンポの良い歌詞が踊る。

重要なのは、“いつでも誰かが僕を見てる いつでも僕は君を見ている”という歌詞。
ややホラーチックな意味にも取れるけど、自分はポジティブな意味に捉えた。
この曲もオーディエンスに向けた曲だと思ってて、“君”はオーディエンスなのでは?と。

先程も言ったように自主制作盤を持っていないので当時のアレンジは知らないけど…
「DOPPEL」でのこの曲は、打ち込みの四つ打ちビートにエフェクトのかかったボーカルなど、遊び心満載の曲となっている。
個人的にはこの曲がKANA-BOONで一番好きだ。天才的だと思う。


続いてリリースされたのは「耳をふさいで」
「耳」に関する曲が二曲収録されている。

「MUSiC」は、「見たくないもの」に通ずるものがある。
“本当に僕が見たくないものは君が耳をふさいでうつむいてる姿”と、ちゃっかり“見たくないもの”という言葉を使った上で重要なメッセージが伝えられている。

この曲からは「音楽でリスナーを勇気づけたい」、そんなメッセージ性を感じる。
「見たくないもの」がオーディエンスへの曲、「MUSiC」がリスナーへの曲、って感じ。

そして「ピアスを開けた」は、かなり特殊な曲だ。
KANA-BOON唯一の鮪の弾き語り曲であり、パーソナル部分が流出している。

ここまで「音楽」を歌った曲が続いたが(あくまで自分の見解)、ここで初めて恋愛を歌った曲が収録される。
どこまでも、どこまでも叙情的でエモーショナルな曲。
ライブでは歌われていないようで、インタビュー記事を見ると歌う気もないみたい。
確かに気恥ずかしい部分はあるのだろうけど、何処かでお披露目してほしいね。


その次に出たのは、「口をとざして」
「口」に関する曲が二曲収録されている。

「talking」は、唯一シングルカットされた特別な曲。
指弾きのベース、ワウのかかったギターが織り成す妖しげでカッコイイ曲だ。

メジャーのバージョンは、自主制作盤とは歌詞がだいぶ異なるようで。
固有名詞が多く使われている曲だったのですが、色々と差し替えられてますね。
何にせよカッコイイ。この企画で一番シンプルに「対人」を表している。

「うそばっかり」は、鮪の感情に満ち溢れたている。
特にラスサビでの怒号が混じったような歌い方は、かなりグッと来た。

また、歌詞の中に登場する“わかってないのは僕だった”という一節。
「ワカラズヤ」という曲にも使用されている一節であり、転じて「ワカラズヤ」が収録された自主制作盤のタイトルにも使用された。
“わかってないのは僕だった”は、KANA-BOONの代名詞の一つなんだろう。


次に、やや特殊な立場である「手も足も出ない」
このシングルのみ二つのパーツ、「手足」に関する曲が二曲収録されている。

“手”拍子から始まる「クローン」、かなりユニークに仕上がっている。
サビの独特なメロディラインは凄いし、ライブ・再録版はややメロディが変わり更に磨きがかかった。

「第二者」に向けた曲ではなく、「自分」に対する曲という珍しい視点を描いてる。
あと、再録版の最後が中々にユーモラスになってて笑ってしまった。

「かけぬけて」は、バンドマンの後輩達に向けて書いた応援歌らしい。
「後輩達の背中は押せたかどうか」と語ってたけど、この曲に背中を押された人は多いと思う。

そして、この曲の疾走感はKANA-BOONナンバー1と断言したい。
イントロ、サビの後ろで鳴るイントロ同様のギター、落ちサビの歌い方、最高。
「1.2.step to you」しかり、「フルドライブ」しかり、KANA-BOONの疾走感は凄いなぁ。


最後に、この企画を締め括る「僕らはいつまで経ってもさ」
形ないもの、「心」に関する曲が二曲収録されている。
…というよりは、「心」に関する曲と、全てを締め括る曲といったところか。

表題曲の「僕らはいつまで経ってもさ」は、コミュニケーションの齟齬を元に“心”を歌っていて素敵だ。
個人的に、内容からは代表曲「ないものねだり」と近いものを感じる。

特に、2サビ後の新規メロでの鮪の感情のこもった歌詞が印象的。
“信じることは図々しいかな”、短いが全てが込められた一節だ。

そして、企画を締め括る最も重要な曲が、「Construct Connect」
「目」、「耳」、「口」、「手足」、そして「心」…全てが集結し、そして構築された繋がり。
「人間」をつくり、「音楽」をつくる。今まで封印されていたのが不思議なくらい壮大な曲だ。
だけどもそれも当然だ。この曲は、過去の9曲あっての1曲だから。

曲構成もかなり凝っているし、裏声パートも映えていると思う。
サビのどこまでも突き抜けるようなメロディラインは圧巻。
「全てがうまくいった曲」、本人インタビューでそう語られていたが、同意しかない。


全てを通して、谷口鮪は「人との繋がり」を重要視していた。
10曲のうち、歌詞の中に「繋がる」という言葉が出てくるのは

「見たくないもの」より“目と目が合ってこの感情君と繋いで”。
「目と目と目と目」より“目と目と目と目で君と繋ぎたい”。
「ピアスを開けた」より“犬に首輪をするみたいに僕を繋いでと”。
「Construct Connect」より“君を繋ぐよ 離しはしない”。

「ピアスを開けた」は少し例外的だけど、人間との繋がりを多く歌っている。
対人を意識していたというその頃だからこそ書けた歌詞だろう。

特に、「Construct Connect」の“繋がって出来上がるもの そんなものを信じていたいのです”という歌詞には心を打たれた。
前曲で“信じることは図々しいかな”と歌った後に、この歌詞は凄い。


鮪は幼少期に両親の離婚を体験している。
父親と一緒に暮らしたり、母親と一緒に暮らしたりと、暮らしを転々としたそうだ。
しかし結局上手くいかず、ある時から勘当状態にあるという。

壮絶な過去を持っていながらも、その曲のほとんどは物凄くポジティブだ。
過去を引きずらずに、前を見て突き進む姿は素晴らしい。

それに、複雑な人間関係を抱えていたからこそ、対人関係を大事にしているのだと思う。
「高校時代、軽音楽部の顧問と出会い、初めてまともな大人に出会ったと感じた」…確か、そう鮪は語っていた。

初めて世界が開けて以来、鮪の中の何かが爆発したのではないだろうか。
暗い過去があったからこそ、明るい現実を前にしてソングライターとしての才能が爆発した、と。
そしてその才能は、コミュニケーションを重ねる事でどんどん育まれていったのだろう。



「KANA-BOONが人間をつくります。」企画は、この世の一つの奇跡だ。
ここまでの良曲が10曲も勢揃いするなんて、常識で考えられる事ではない。

「KANA-BOONが人間をつくります。」企画は、KANA-BOONとしての一つのピークだ。
でもそれは、「昔の方が良かった」なんて意味ではない。
このピークがあるからこそ、それ以上のピークを生み続けているのだ。

KANA-BOONは、これからもますます成長していく筈だ。
今後、彼らがどのような素晴らしい音楽を提供してくれるのか?期待しかない。

捨て曲を憐れむ気持ち/変わってしまった音楽性

アーティストの“アルバム”という存在。

10曲程度の曲が入っているけれど、
その中で1曲か2曲、いわゆる「捨て曲」というものが存在する。

僕はあまり「この曲良くないな~」となるタイプではないんだけど。

それでも、アルバムをPCで取り込んだ後、アルバムという一つの作品が、個々のデータとなった時。
良いけれど、単体で聴こうと思う事はない、そんな曲。


そんな曲達を、まとめて聴く時がある。
可哀想だから。

僕は不公平な事が嫌いなので、なるべく音楽も公平に聴くべきだと思うんです。
いや、そんな事言い出したら全アーティストの全曲を公平に聴かなければいけない事になるけど…
でもなんとなく不公平が嫌いで、たまーにそんな曲達を再生してみる。

するとその曲の良さに気付ける事があるんです。
単体で聴いてみて初めて「案外この曲良いじゃん!」ってなったり。

勿論アルバム全体としての流れもかなり大事だけど…
時には、曲を単体で聴いてみる事も大事だと思った。


因みに、先ほど自分はあまり「この曲良くないな~」となるタイプではない、と書きましたが…
ゲスの「両成敗」は異常に捨て曲が多くて怖かった。
また両成敗批判になっちゃうけど、書かせてください。

ゲスは、捨て曲がない事が利点だと思ってました。
「この曲良くないな~」と思った事がマジでなかったんです。

メジャーデビューした後も、「魅力がすごいよ」あたりまでは良かったんですが…
「私以外私じゃないの」あたりから、川谷氏の徐々に才能が落ちた気がする。
しかも、その頃から徐々に大衆向けになっていったのが悲しかった。

僕は大衆向けのものを批判する気はない。
というか、大衆向けのものを愛せない者にマイナーなものを愛する資格がないと思っているタイプなので。
にしても、あまりにも川谷氏の作風が変わったのでびっくりした。
遊びで集まってバカやってた頃とは、変わってしまったんだな、と…

「両成敗」は、曲数の多さも裏目に出てた。
なんというか、「私以外私じゃないの」以降の一辺倒さがバレた感じだ。
一辺倒さを感じさせないための「勤めるリアル」や「id1」は捨て曲だったし。
正直、あのアルバムが1位になった事は、ゲスの最大の汚点だと感じた。


それとは逆に、KANA-BOONの「Origin」は凄かった。
これも感想で散々書いたけど。マジで良いアルバムでした。
初回盤の特典ディスクも含め、全て良い曲。
21曲すべてが良い曲って、とんでもない所業じゃないか!

それに、KANA-BOONはセトリの選び方も凄くいいな、と思った。
ワンマンツアーでのセトリもそうだし、この前のメトロックのセトリも。
アルバム曲を積極的に推していくスタイルがとても格好いいと思った。

でも、アルバム曲を積極的に推していくスタイルで損したのがゲス。
ゲスの武道館公演は、アルバム曲が多すぎてあまりにもお粗末だった。
いくらアルバムツアーとはいえ、「このセトリはひどいなー」と思いました。

勿論、KANA-BOONの今が嫌いで、ゲスの今が好きな人もいると思うよ。

でも、確実にKANA-BOONは変わらず変わっていて、ゲスはただただ変わってしまった。
思い出補正抜きで考えても、これが真理だと思うんだけど…どうなのか。

KANA-BOON『Origin』感想

相変わらずリリースからめちゃ経ってから感想を書くパターン。
今回はKANA-BOONのアルバム『Origin』の感想を。

前回、ゲスの極み乙女。のアルバム『両成敗』を結構ボロクソに書いた。
自分が書いている文章は、評論とかではありません。
評論みたいにちょっと堅い感じで書いてみたりするだけの、ただの感想。

音楽理論だのなんだの、まるで分からない自分です。
ので、思った事を思ったように書き連ねるだけ。
なので、特に理屈や理論もなく、だいぶ悪く書いてしまったりもするわけです。

そういう感じなので、今回のアルバムも、もしちょっとでも自分の思い描いていた通りのアルバムじゃなかったら、完全にボロクソに言ってやろうか、アホ!と思っていたわけですが…。


はっきりと言いますけど、
今回のアルバム『Origin』、悪いところがマジで一個もないと思う。

「自分の思い描いていた通りのアルバムじゃなかったら~」なんて杞憂すぎて。
期待の遥か上をいかれすぎて、テンションがおかしくなったぐらいです。


突然ですが、僕の一番好きなKANA-BOONのアルバムは『DOPPEL』なんです。
でも、実は最初聴いたときってそこまでピンと来てなかった。
「1.2.step to you」が好きで買ったんですが、それ以外の曲はその時は微妙でした。
でも、段々好きになってって、今じゃ本当に大好きですよ。

今回のアルバムは、最初に聴いた時点で、もう大好きだった。
そういう意味では、衝撃度は『DOPPEL』を超えたし、好き度も肩を並べました。


ちょっと悪い言い方だけど、KANA-BOONって本当に“普通のバンド”なんです。
でも、だからこそ良い。普通だからこそ格好いいバンドなんです。
言わば、シンプル・イズ・ザ・ベストを体現しているバンドだと思っています。

今回のアルバムも、普通ながら、様々なアプローチで切り込んじゃって。
ゲスの『両成敗』で感じた、アルバム全体の似たかよったか感は一切ない。

1曲目の「オープンワールド」からフルスロットルですよ。
何なんですか、このフルスロットルさは、と言ってしまうほどにフルスロットル。

その後繰り出されていく、「机上、綴る、思想」や「anger in the mind」は、緊迫感溢れながらも感情が爆発してて最高に格好いい。
「インディファレンス」や「革命」はその系列に並びながらも、今までにない切り口でした。
歌詞の内容や、張り詰めたサビの雰囲気は新たなKANA-BOONの一面。

「グッドバイ」が持つ寂しげなメロディも大好きだ。
ギターストロークから何から、もう褒めるところしかないです。
アウトロでフェードアウトしていくのもKANA-BOONには珍しくて、けれどこの曲の雰囲気にはそれがマッチしていて、最初から最後まで徹底してかなり素敵な曲だった。

「スタンドバイミー」はこのアルバムで重要な役目を担っているであろう曲。
「離れ離れになってしまったものを再び取り戻す」といったような歌詞の内容が、まさに今回のアルバムにおける「原点に戻る」事を表しているような気がしました。

そんな曲から流れ込むように、最後にして表題曲の「Origin」。
原点に戻ったうえで、さらに成長するKANA-BOONを表したような曲。
いつもほど音域も高くないのに盛り上がれる、新しいKANA-BOONロック。


そして、今アルバムの目玉であろう、「KANA-BOONが人間をつくります。」について。
インディーズ時代、2曲入りシングルを5ヶ月連続で出した企画を再現したディスク。

再録された「見たくないもの」から始まり、「目と目と目と目」、「MUSiC」と、もう僕が大好きな曲ばかりが続くラインナップ。
既存曲が三曲続き、ついに新録曲「ピアスを開けた」。
なんと鮪の弾き語り。とにかくエモーショナル。
インディーズ時代から谷口鮪の才能が爆発してた事を証明してる曲です。

そして本編にも収録されている「talking」を挟み、新録「うそばっかり」。
終盤での感情爆発した叫ぶかのような歌い方がスゴイ。
そして「クローン」は再録されても相変わらずユーモア溢れる曲。
「かけぬけて」は相変わらずイントロからアウトロまで最高すぎます。

そして最後の2曲。「僕らはいつまで経ってもさ」と「Construct Connect」は今まで封印されていた事が嘘みたいに良い曲。
でも、そこには何らかの想いがあるんだろうな~。
如何にこの2曲が特別な曲か、っていう事ですね。


曲を通して、人間をつくる。曲を紡いで、人間をつくる。
そんなコンセプトが込められたこの企画、及びこのディスク。

目、耳、口、手足、そして最後に心。
それぞれ丹精込めて作られた曲が一つにまとまる。
KANA-BOONのすべてが詰まった10曲と言っても過言でもないかも。

言うならば、このディスクは『裏Origin』だと思う。
いやぁ、初回限定盤Aを買ってよかった~。
ん?初回限定盤Bも買ったけど。DVDも見たいでしょ、そりゃ。



だいぶ長く書いたけど、とにかく非の打ちどころがないアルバムでした。
これからのKANA-BOONの逞しい成長にますます拍車がかかった気がします。

KANA-BOON、普通に素晴らしくて異常に素晴らしいバンド。

ゲスの極み乙女。「両成敗」感想

まず初めに。
ゲスの極み乙女。のフロントマンは川谷絵音は最低な人間である。

僕は川谷氏の作る音楽が好きだけど、やった事は当然別問題。
不倫するわ、押し黙るわ、かと思えばライブで好き勝手MCするわ。

正直に言って最低。だけどそんな川谷が提供した話題で日々笑っているのも事実。
川谷氏の事が大好きだっていう女性ファンであったり、川谷氏の人間性を信じているファンにとって、連日の報道は笑えないだろうけど。
僕は人間性関係なく彼の作る音楽が好きなので、連日報道に対して笑顔。

なので、今回のアルバムが出る前に、
「不倫したからと言って、アルバムの評価を下げてはならない」
と思っていたのだけど…。


一言でいうと、今回のアルバム「両成敗」は微妙でした。
褒めるところもあるけど、微妙だな、と思うところのほうが多い。

そもそも最近のゲスの方向性に僕は疑問を感じている。
インディーズ時代のゲスの音楽が好きだった自分にとって、「私以外私じゃないの」あたりから違和感が。
百歩譲って「オトナチック」あたりまでは良かったんだけど。

「両成敗でいいじゃない」が発表された時、震えた。
「これ、なんか聴いた事あるよ…」という既視感が。
最近のゲスの音楽は、似たかよったかといった感じがある気がします。

当然同一人物が作っているのだから似ちゃうところはありますよ。仕方ない。
でも最近あまりにも出す曲出す曲似てない?と思うんです。
インディーズ時代のほうがもっと方向性が豊かだったような。

そんな中でもオトナチック/無垢な季節のカップリングが少しインディーズ時代の頃のものに似ていて、安心したりもしたんだけど。
だからこそ今回のアルバムに期待もあったけど、ちょっと違った。
全17曲。通常のアルバムより少し多い曲数に特に期待していた。
だがそれは裏目に出たらしく、余計に「似たかよったか感」が出ちゃってる。

あるインタビューで、今回のアルバムのリード曲を「シリアルシンガー」か「セルマ」にしようとしていた事を知った。
二つともいい曲ではあるのだけど、やっぱり何か微妙。
今までゲスが与えてくれた、「なんだこれ!?」っていう衝撃が薄い。

また、「勤めるリアル」と「Mr.ゲスX」について。
川谷氏のユーモアは、こんなもんじゃないはずなんだけど。
インディーズ時代はもっとユーモラスで、だけれども格好いい、そんな曲を作ってたのに。
決して悪いわけじゃないんだけど、かといって良いとは言えない感じ。

「id1」はゲスとしての新たな方向性を開拓しようとしてるけど、違和感。
nabowaの景山さんの弾くギターは当然めちゃ良いんだけど…。惜しい。


ここまでだいぶ悪く書いてきちゃったけど、良い曲もあります。
「続けざまの両成敗」は、打ち込みを取り入れて他の曲との差別化を図っていてるし、メロディラインもこの曲は突き抜けてる印象。
バズリズムでちょこっと言ってた「心歌舞く」もその言語感覚とサビが素敵。

横アリのオープニング演出を汲んだ「無垢」からの「無垢な季節」も気持ちいい。
そして「いけないダンス」は、イントロからサビまでずーっと良い。
ストリングスやコーラスもかなり活きてて、このアルバムで一番良い曲。

アルバムの最後は「煙る」で締められている。
この曲も良い曲…だけど、やはり爆発力に欠ける。
インディーズ時代が良すぎてゲスに対しての期待値が上がりすぎてるので、このレベルの良い曲でもあまり満足できないんだよねえ…。


こう考えると、良い曲は17曲の半分以上を占めているはずだ。
シングル曲は言わずもがな、「サイデンティティ」と「パラレルスペック(funky ver.)」も良いし。

それでもあまり納得できない。
インディーズ時代のゲスが与えた異常な衝撃は、期待しないほうがいいのかな…。
それか、やはり不倫が影響して良い曲に聴こえないのかな?
不倫うんぬんは抜きにして考えたはずだけど、だとしたら、どうしょうもないね。


よく、「こんなゲス男が作る曲のどこがいいのか」って意見を見るけど、それは違う。
人間性と音楽性は切り離して考えるべき。
だからこそ僕はゲスを応援し続けるつもりだったけど…。

音楽性が微妙になっちゃったら、意味ないじゃん!
でもたまには良い音楽も作るはずだし、応援はし続けます。
とりあえず、今後に期待。

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